バーチュアルなリアリティ番組

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先日見かけた「Fakebook」という本が気になったので、最初の数ページだけ少し読んでみました。


NY在住のグラフィックデザイナーの人が、ある日「Facebook上で架空の自分の物語をリアリティ番組みたいに創り上げよう!」と思い立ち、それから、彼がどのように親しい友人や同僚、そして家族の数名まで巻き込んで、それを実現させたかという過程を綴ったノンフィクションの作品です。


著者のサイトはこれ。http://fakebookfriends.com/


会社をいきなり辞め、自分のアパートの鍵をホームレスの人に渡し、現金だけ持って旅に出る!



みたいな嘘から始まり、得意のフォトショップで画像や写真を編集して戦略的な頻度でアップデートされながら、タイムライン上でのみ繰り広げられる波乱とドラマに満ち満ちた彼のストーリーに、関係者以外は皆、まんまと騙されたみたいですね。


(画像の中には、見るからに合成ちっくなのもありましたが。。。)


まぁ彼の場合は、別に本気で架空の自分を演じたかった訳ではなく、Facebookに対する皮肉というか、いたずらというか、パロディみたいな冗談のつもりだったらしく、最後には皆にバレて大笑いすればいいや〜と軽く考えていたそうなのですが、段々話が進んでいくうちに、それを真剣に信じて受け止める人に対しての責任や、罪悪感で心が傷むこともあったらしいです。


(まぁそれでも大々と宣伝して、映画の著作権とかも売ったらしいんで、この人は根っからの商売人&マーケターなんだろうという印象は受けますね。アメリカンにカラッと明るい越後屋というか。w)


「何かを言葉(や形)で表現した瞬間に、それとは違うものになってしまう」

というジレンマは、一応モノを書く人間として理解しているつもりですが、ソーシャルメディアでの各個人のドラマも似たようなもんかもですね。見せたい自分だけを見せるためのマーケティング・ツールだと割り切った方がいいのかもしれません。


アメリカでは、もう若い子らはFacebookなんか使ってないよー、みたいな声もよく聞きますが、かつての携帯電話と同じで、ここまで浸透しちゃうと、もう後戻りはしないような気がします。と言いつつ、MySpaceみたいな例もあるから先の事は判らんですけども。(・∀・)


ま、何はともあれ、今後、情報リテラシー力は鍛えておいた方が良さそうですばい。


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*この下に表示される動画やリンクは、うちとは関係ありません。(・ω・)

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