地獄の悲恋物語

fireworks


*三島文学に興味ない&忙しい方はスルー推奨*


かねがね「春の雪」の
聡子さんは、お子さまで
ナルシーなぼんぼん清顕に
翻弄されて気の毒だと
思っていたのだが、


先日久しぶりに、
その映画を観直したら
結局どっちもどっちか、
という気になった。


一見、善と悪に見える二人だが、
突き動かされているものは同じ


【刺激を求めてやまない心】


とでも言うべきものではないかと
感じだからだ。


ただ、その根底にまだ相手に
対する思いやりや愛が感じられる
聡子さんと違い、「恋」という
名目で自らのエゴをゴリ押しする
清顕が私は嫌いだ(笑)。


(というのも、昔の私も
相手を傷つけてでも、自分の理想や
プライドを最優先しようとする
エゴイストだったからである(笑))



なんやかんやと人間は
外的刺激に弱く、それを
追いかけると破滅していくと
いうお決まりのパターンも、
この物語を観ると
切ないほどによく判る(笑)。


その刺激によって更に
あおられた欲望が、その人の
理性を麻痺させ、視界を曇らせ
ドミノ倒し連鎖反応みたいに
間違った選択を繰り返して
いくというか。


まー、清顕くんにも
聡子さんを愛する気持ちは
あったと思うけど、完全に
欲に上書きされてる感じだ(笑)。


幻想と欲望に
がんじがらめになってて、
真実や他のモノが何も
見えてない状態。


でも、まだ19歳の
少年だから仕方無いか。


そう言えば、私も同じ時期、
生まれて初めての大失恋
したときは、2年くらい
立ち直れなかった(笑)。


それにしても地獄って、
多分こういう感情も意識も
身動きできない状態のことを
言うんじゃないかな。


いったん狂いだしたら
いづれ正気にかえるまで
人間の欲望というのは、
底なしだろうし。。。


Screen Shot 2013-11-12 at 9.11.03 AM


「手に入れることが
不可能だからこそ、情熱を感じる」



というのは、おそらく
同じ理由で自死を選択した
三島氏自身の真実であり、
葛藤だったのかもしれないなと
いう気もする。


ただ、そういう究極の体験を
求めて突っ走る生き方というのも
面白いかもしれないが、
すごいしんどそう。。。


でも、そこで諦めて
立ち止まってしまうのも、
つまんないし。(・ω・)


究極の体験を得るためではなく、
自らの可能性の限界(がないこと)を
知るために進んでいくのが
一番楽しいのではないか、

と私は思う。


例えば、
私が聡子さんだったとしたら、
きっぱりワガママ小僧の清顕は忘れ、
彼との思い出が色あせてしまうほど、
婚約が決まった王子さまを深ーく愛し、
彼との人生を最高に生きる選択をしたい。


それなら周りは誰も傷つかないし、
清顕も、そのうち他の禁断の恋を
見つけて夢中になり、好々爺に
なるまで長生きしていたかもしれない(笑)。


そんだけ惚れるくらい清顕は
スペシャルな人だったのかも
しれないが、どんな人にも
スペシャルなものはあると思うし、


どんなに容姿端麗な人でも
見慣れてしまえば他の人と
変わらんでしょ(笑)。


・・とまぁ、こんな
どーでもいいこと考えて
現実逃避するのはやめ、
そろそろ現実を正視して、
今からやる気の出ない仕事、
やる気出して始めることにします(笑)


本日も私のひとりごとに
最後までおつきあいくださり、
ありがとうございました。 (・∀・)


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地獄の悲恋物語」への6件のフィードバック

    • 正直、あんまりおすすめはしないけど、興味があれば是非。(・∀・)笑

      私的には、妻夫木氏じゃなくて、松田龍平氏か翔太氏に清顕役を演じて頂きたかった。w

  1. ↑上のコメント匿名になっちゃった^^ゆきちゃんの解説がおもしろかったよ。
    数年前に一度見たんだけどその時は理解できなかったのよね。早速ツタヤで借りてみるね♪

  2. 20歳くらいのとき一度観たけどあんまり記憶にないんだよね。たぶん理解できず早送りしてたんだと思う。今観た方が面白いかも。子供のころ見た映画とか今観ると新しい発見があるし♪^^v

    • あ、それは言えてる! その逆のケースもあるし、それだけ気づかないうちに、我々は日々変化してるってことだね。w

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