紙一重

チベットに実在した聖人ミラレパという人は、自分の家族をどん底に陥れた人々に復讐するために、何十人もの人を殺した大犯罪者である。そして覚醒後に彼は仏陀の境地を得た偉大な覚者として尊敬され、チベットの人々のヒーローとなって多くの人に愛される存在となった。

私は無宗教派であるが、善人であろうが、悪人であろうが、カルマなどによるハンデ設定の違いはあれど、全ての人は平等に覚醒のオプションを持つというチベット密教の考え方に100%賛同していて、ミラレパさんのことも大好き。(*・ω・)

私の友人で覚醒してからスピリチュアル・ティーチャーというような存在になった人がいるが、その人の生徒に、かなり壊れかけてた男の子がいる。彼の当時の写真を見ると、まるで悪魔の生まれ変わりみたいに容姿は端麗なのだが、邪悪さが滲み出ていて機嫌を損ねたら呪い殺されそうな顔をしている(笑)。しかも「よくまだ君生きてるね」と言いたくなるほど程の量の薬で常時ぶっとんでいたらしく、友人も最初、彼を生徒にするには無理かもしれないと思ったらしい。

しかし友人を師にすることを選んだ彼は、数年後、友人が安心して他の新しい生徒さんを任せられる人物となり、普通の人以上に心優しく善人で社会的にも成功した立派な生徒さんになった。

彼の事を思い出す度に、人の性格や可能性などというものは、その人の決意次第でいくらでも変えることが出来るのだということを改めて思い出してハッとする。

(ちなみに当時の彼の事をそこまでボロクソに言えるのも、現在の彼は全く違う人だという確信があるから。(・∀・) )




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紙一重」への10件のフィードバック

  1. このエントリーを見て、「私は凡人だな」と思った自分がいて、ああ、また他人と比較していると気付いた自分がいる。
    私は私の道しか歩けない。
    このエントリーは本当にありがたい。
    多謝。

    • いつも心に響くコメント、ありがとうございます。(m_ _m)

      「私は私の道しか歩けない。」

      まさにその通りですね!

      以前、何処かで見かけた言葉なのですが、

      「人間と違って神様は決して失敗しないから、神様が作った我々は一人一人がオリジナルで完璧な作品である」

      という言葉がありました。全く同じ人間というのはいない訳ですから、較べても仕方無い訳ですね。
      私も気が付けば、ついつい周りと較べたりしてしまう癖がついてるので、そうしないように意識しようと思います。

      ありがとうございました。(^^)

  2. ゆきさんの記事にも、そしてまるまるまるたさんのコメントにも同意しまつ^^
    眠れぬ夜、いろいろなところを徘徊しているゆめかより^^

    • 私もあちこち徘徊して得た情報では、新しい時代を迎えて皆最後のどぶさらいみたいなことをしている人が多いらしいですね。だから私も久しぶりに昔の傷がうずいて、こんな記事を書いたのかなーと思っています。でも、もう元に戻れないくらいに進化はしてるらしいので、皆の泥はこのまま流れていきそうですよ。最後のこびりついた汚れを落としてるんですかねー(笑)

  3. ミラレパはその師マルパに、極めて過酷な尋常とは思えないような(それこそ死に瀕するような)ことを幾つもさせていますね。苦しむことでカルマを帳消しにするという面もあるのかもしれませんが、一方で徐々にミラレパの中での気づきや悟り、あるいは、ゆきさんの書かれる「覚醒」を促していたんだと思います。

    思えば、マルパの師であるナーローパも、マルパに相当な試練を与えているわけで、このナーローパ→マルパ→ミラレパの流れは凄まじいです。

    とはいえ、現代人も過酷さの内容は違っていても、実際には内外で味わっている苦悩の総量は似たようなものなのかもしれないなぁとも思います。過去の聖人や賢人と比べる必要はたぶんないのです。

    それよりも、素直に自分の心と向き合うってことだけが、きっと重要なんだろうなという気がします。

    • > とはいえ、現代人も過酷さの内容は違っていても、実際には内外で味わっている苦悩の総量は似たようなものなのかもしれないなぁとも思います

      まさに同感です。

      例えばミラレパさんも今の世の中に生まれてたとしたら、悪い奴に騙されて借金で夜逃げしたので、その復讐するために極道になって鬼畜なことしまくる。。。みたいなストーリー展開になってたかもしれないですしね(笑)。

  4. 連投すみません。思い違いしているかも。
    マルパは翻訳家でしたが、教えを求めて様々な師を訪ね歩き、ナーローパに出会いました。そこでミラレパのような苦行があったかどうかは?です。

    ただ、マルパの師の一人であるナーローパ、その師であるティローパとナローパにはミラレパにひけをとらない酷なやり取りがあったと記憶してます。たぶんそちらと間違えました。

    • 実を言うと、私はさらっと伝記を読んで、映画を見ただけなのでミラレパさんのお師匠&そのお師匠についてのことは、ほぼ無知に近いのですが、一般的に覚醒した師が生徒に苦行を与えたりするのは、生徒のカルマを早いとこ燃やして、本人が修行に入れるようにする、という準備的なことも多いらしいですね。慢心した白隠が道を踏み外さないように、一見いじめみたいに無茶苦茶スパルタにしごいたという正受老人のお話を思い出します。(^^)

      • この辺、今日本で問題になっている「体罰」について、変な誤解を生みそうな感もあるので、ここでは過去にはそういうこともあったのだ、くらいで終わらせておきましょうか(^^;

        • 体罰。。。確かに非常にセンシティブなトピックではありますよねー。
          私もそれに関してはノーコメントということで(笑)。

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