辿り着かない故郷

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私の好きな本の一冊に『イクストランへの旅』という作品がある。その中には、もう二度と故郷に帰れなくなってしまったドン・ヘナロという呪術師が登場する。勿論、物理的にはその場所に戻ることは可能なのだけれど、彼自身の意識があまりにも変容してしまって、かつてあった場所は無くなってしまった、そんな感じだ。そんな彼の気持ちが、少し判るような気がする。

生まれ育った日本や京都を愛し、誇りにも思っていたけど、幼い頃から「本当の日本や京都はこんなんじゃない。」そんな風に感じていつも何故だか腹立たしかった。おそらく、本当の意味で私が故郷だと感じる場所は、この地球上には存在しないんだろう。ドン・ヘナロも私も、決して辿り着かない自分の心の中にある故郷を懐かしみながら、永遠の旅人として生きることを選択したのかな、と思う。




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辿り着かない故郷」への2件のフィードバック

  1. 浦島太郎が、竜宮城から、戻った時に「こんなところじゃない」と思ったのと同じ感じかしら???
    鶴になって飛びましょう、大空へ。
    以上意味不明コメントでした。

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