真実を伝える嘘

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単に私の好みがおかしいだけかもしれないが、世界の批評家たちに絶賛されている作品には、「???」もしくは怒りを覚えるほど(笑)嫌いなものが多い(特にカンヌ映画祭関連)。

これまでに自分が観た映画の中で、最後&監督のメイキング・ドキュメンタリーまでしっかり観てしまったことが悔やまれる(笑)史上最悪の駄作だと思っている某作品は、何かのカテゴリーでその年、最高賞を受けた。「観た後に自分が汚くなったような気がする」と知人が言っていた某作品も全米ではかなりヒットしたらしいし、人の好みというのは本当に計り知れない。好みが結構似ている友人と同じ映画を観ていても、反応するシーンが全然違っていたりすることもある。しかし、どんな人にも共通していることがひとつだけあるようだ。

それは、

「『真実』に触れた時、人は涙を流す」



私が心から尊敬する友人の言葉だ。
そういえばメイキングで『ハッスル&フロウ』の監督も似たようなことを言っていた。

「人(観客)には真実を感じ取る能力がある」



ひとつとして同じ感性を持つ人がいない全ての観客を、平等に喜ばせる作品を創り出すことは、絶対に無理だと思うが、「真実」の作品を創り出すのは、創る側の気合い次第だと思う。全ての人が持つ「真実」は異なっているが、創り手の「真実」はひとつしかないから。確か、ピカソも「芸術は真実を語るための嘘だ」と言っていた。私は、それが人には見せたくないような弱さだったり、醜さだったりしても、全て丸ごと作品にして、「真実」を世界に提供した&し続けているクリエイターやアーティストが好きだ。

私も真実を伝える嘘だけを付き続けたいと思う。


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