両方勝ち

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数年前、とある書籍がきっかけになって知り合いになったドイツ人の方が、実はスピリチュアルカウンセラー的な仕事をされていることを知り、その方が開催されているリトリートに参加させてもらったことがあります。リトリートというのは、日常生活から離れ大自然の中で自分自身を癒す、みたいな感じの行事を意味しますが、それが私にとって、生まれて初めて&最後に参加したリトリートになりました。


南スペインはアンダルシア地方にある小さな町に、元英国の政府機関エージェント(MI5っぽい感じの仕事)と裕福なオーストラリア人ビジネスマンと確かもう一人が出資して建てたというその場所は、私がそれまで想像していた「リトリート」そのままで、シンプルかつ洗練されていて素敵なところでした。郵便局やお店まで車で20分という大自然の中にあり、出される食事も、全て手作り&自家製のパンやチーズや野菜などを使ったもので、健康的だけじゃなくて味や見た目も最高でした。


同じ京都市内でも、祇園や河原町なんかとは較べものにならない田舎っぽいエリアで育った自分の事を「都会っ子」だとは思いませんが(近所でイタチみたこともあるし)、一時期アメリカのど田舎で暮らしていた地獄のような頃を除けば、いつも比較的人が多く住む便利な場所で暮らしていたので、そういう世俗離れた隠者みたいなライフスタイルにとても憧れていました。そして、いづれリタイアする日が来たら、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー著の『ウォールデン』をちょっと豪華にした感じの森の生活をしてみたいと夢見ていました。


で、そのリトリート生活が始まった三日目頃、私は直面した現実に平手打ちを喰らいました(笑)。美しい自然に囲まれ、ヨガとか瞑想したり、創作活動とかに集中するには最高な環境にいる自分。そういう状況に置かれた自分は、やっと自分の本来の姿に戻り、好きなことに没頭して時も忘れるはず・・・というそれまでの想像・妄想が見事に破壊されたのでした。 (╮・ω・╭)


なんせ、「もう退屈で退屈で」仕方無かったのであります。。。

初めのうちは持って来た本読むなり、瞑想を試みたりしてましたが、それでもせいぜい数時間が限度。当時、私はノートブック型のコンピューターもインターネットも使ってはいましたが、今みたいにブログやらFacebookらはなく、デスクトップ型のコンピューターを使っている人が殆どだった時代です。私もわざわざリトリートにコンピューターを持って行く必要があるとは思いませんでした。で、すること無いんで、とりあえずどっか行ってみようと近所を散歩してみても、大自然の中にある住民数百人の小さな村なので、歩けど歩けどお店はおろか、カフェもレストランも映画館もありません。あるものはオリーブ畑と教会と近所に住んでる人の家だけ。。。



思うんですけど、私みたいに「本当に欲しいと思っているものの幻想」を持っている人は、意外にたくさんいるんじゃないでしょうか。私の知人にも、それまで付き合っていた相手と別れ、「自分の理想を完璧に満たした相手」をゲットして付き合い始めて初めて、自分の別れたその相手こそが、自分が本当に求めていた人だと知った人もいます。幻想を壊すためには、実現するしか無いんですよね。勿論、それが本当に欲しいものなら、実現したらバンザイなので、win-win の両方勝ち!(・∀・)


まだ実現も破壊もしていない私の幻想(妄想)は他にもたくさんありますが、来年はもっともっと実現して、ぶっ壊して行きたいと思います。今年もあと数週間で終わりなので、新年の抱負を書いてみました。

風邪が完治したら大掃除して、リアルのゴミもガンガン捨てるぞー。





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両方勝ち」への2件のフィードバック

  1. あー、よく判ります、それ。
    確かに、何もしないのんびりとした生活っていいよね、と思いつつ、たった数日間PCや本から離れてただけでお尻がモゾモゾするという・・(爆)

    本当に望むものを知るために、そうでない体験も必要なんでしょうね^^

    • 真逆を経験しないと、判らんというのも
      人生の醍醐味というか、どMな設定というか。。。笑

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